AI研究

[R-10] Jetson Nanoによる物体認識

「ラズパイマガジン2019年8月号」に紹介されていた、「Jetson NANO」を購入して、ラズパイ用のカメラを接続ししました。「Ubuntu Linux18.04」の環境のチューニングに手間取りましたが、やっとのリアルタイムの物体認識の「デモプログラムjetson-inference」を動かすことができました。日経Linux2019年9月号でも同様の記事がありましたが、いずれも swapfileの初期化とアクセス権限の管理のところで「/dev/swapfile」とあるのは「/var/swapfile」の間違いです。電源をACアダプタコネクタから5V/4Aを供給し、CPUを4コア有効にしました。32GBのSDカードの中で「swapfile」は4GB設定しました。複数個の物体認識がリアルタイムで確率とともに表示されます。まあまあの結果でした。(2019/09/09)
JetsonNano物体認識システム

JetsonNano物体認識システム

ラズパイマガジン2019年8月号

ラズパイマガジン2019年8月号

 
日経Linux2019年9月号

日経Linux2019年9月号

 

[R-9] IoTによるエアコンの温度制御

「iPad」とシングルボードコンピュータ「micro:bit」をBluetooth接続して、アマゾンのAIスピーカー「Echo Dot」で照明をオン・オフする「Pythonista」アプリを作ることができました。もちろん「iPhone」でも動作します。実際は「エアコン」を温度制御しますが、動画で反応が見えにくいので「照明」で代用しました。室温が28度以上になると「iPad」が合成音声で「アレクサ、照明消して」、26度以下になると「アレクサ、照明つけて」と喋り、「Echo Dot」が学習リモコン「eRemote」を操作して照明をオン・オフします。実験では「micro:bit」を手で温めたり、保冷剤で冷やしたりして室温の変化を作りました。一連の流れをシステム図で示しました。このソースプログラムのダウンロードはここをクリックしてください。なお全面的に参考にさせていただいた「robo8080」さんの記事はhttps://togetter.com/li/1079094です。(2018/09/27)
IoTによるエアコンの温度制御

IoTによるエアコンの温度制御

micro:bitの設定

micro:bitの設定

 

[R-8] Vision Kit

だいぶ前にアマゾンで購入した「Vision Kit 1.1」を組み立てました。そんなに難しくなかったのですが、「Vision Bonnet」の黒いプラスチックのケーブルコネクターラッチがもろく、2カ所とも割れてしまいました。どうしようかと思いましたが、ケーブルの端子がプリントしていない側をセロテープで貼ってコネクターとの隙間を狭くすることにより、しっかりと固定することができました。完成するとデフォルトデモ「Joy Detector(喜び探知機)」が自動起動し、しかめっ面をするとボタンのライトが青く光り、スマイルで黄色に光ります。次にVision Kitにモニターを接続し、Macのターミナルでssh接続して「sudo systemctl stop joy_detection_demo」で一旦「Joy Detector」を終了し、「AIY-projects-python/src/examples/vision」にある8つのpythonサンプルデモを実行することができました。詳しくは「https://aiyprojects.withgoogle.com/vision/」に載っています。(1)「画像分類カメラ」image_classification_camera.py(2)「顔検出カメラ」face_detection_camera.py(3)「顔カメラトリガー」face_camera_trigger.py(4)「LEDテスト」leds_example.py(5)「顔検出」face_detection.py(6)「オブジェクト検出」object_detection.py(7)「料理分類機」dish_classifier.py(8)「画像分類」image_classification.py これから、これらのデモをカスタマイズしたいと思います。Joy Detectorは犬には反応しません。(2018/07/01)
「Vision Kit」組み立て図

「Vision Kit」組み立て図

「Vision Kit」完成図

「Vision Kit」完成図