今回は七条大橋の西詰にある「松明殿稲荷神社」のフィギュアを作りました。「松明殿稲荷神社」は天暦2年の創祀で、「松明殿」という名は、天暦10年、勅命により燎祭が行われた際に「炬火殿」の号を賜ったことに由来します。安永9年刊行の『都名所図会』では、伏見稲荷大社春の稲荷祭の際、松明殿稲荷の氏子が社前に松明を灯して七条河原で神輿5基を迎える古例があることから、「松明殿」の名で呼ばれました。 祭神の他に、天智天皇・大友皇子の木像を安置されています。現在は伏見稲荷大社の境外末社で、田中社とも呼ばれている。はじめ、黒門通塩小路辺りに鎮座していましたが、弘長3年、七条東洞院に遷座、鴨川西七条北等を経て、宝永8年に火葬場の臭気が境内に及んだため、妙法院門跡に申請し、現在の地に遷座しました。(2014/06/23)
松明殿稲荷神社(フィギュア)
松明殿稲荷神社(実物写真)
By t-asami •
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